【体験談】相手と同じ土俵で戦わないススメ【戦わずして勝つには?】
8/18(火)
おはようございます。すーです。
今回は「【体験談】相手と同じ土俵で戦わないススメ【戦わずして勝つには?】」というテーマでお話しします。
先日の管理会社と入居者様のトラブルが絶賛進行中で、もうぼちぼち書面で各方面に通知をお送りすることろです。興味がある方はこちらもどうぞ。
▶大家業で初めてのトラブル!真摯に対応せよ【法的手段も検討中】
▶【入居トラブル】管理会社と入居者への然るべき対応とは?【弁護士にも相談中】
弁護士に相談しながら事を進めておりますが、そこで弁護士と話していて、ふと思ったことがありますので共有します。
論破しても意味がない
これは僕の性格の問題ではあるのですが、メールでも口頭でも何か言われた際に言い返したくなってしまうんですよね。
ちょっとでも違うと思ったら、ああで、こうで、そうで、だから違うでしょ!と徹底的に論破しようとするクセがあるようで。
弁護士さんと話していて違和感に気づきました。
僕がああで、こうで、と意見を出しても、「それは必要ないですよ」「それは問題じゃないですよ」「こういう観点で言った方がいいですよ」と、ほとんどと言って良いほどかわされてしまうんですね。
僕としては、相手にダメージを与えられていないような気がして、もっと強いパンチ出した方がいいんじゃないか?と思いながら進めていました。
ひとまず、弁護士がそう言ってるのだから、そのとおりやってみようということで進めていると、あれよあれよという間に問題が解決していく、、、
こういう考え方、戦い方があるのかと、今さらながらに驚いています。
戦わずして勝つ
よく聞く言葉ではありますが、元は孫子の有名な言葉である「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」からきています。
はい、知ったかぶっています。「孫子の兵法」という有名な兵法書がありますが、これを持っておりまして、ふと読み返してみたわけです。
戦いに勝ったとしても、勝った側も被害が出るわけです。今回の一件で言ったら「労力」「時間」「弁護士費用」のことになりますね。これらを使わずに勝てればそれが最善ということです。
そういう意味では、今回のトラブルはすでに戦いが始まってしまっているわけですが、その後の戦いを有利に進めるために、真っ向から潰していくのではなく、まわりからじわじわと弱らせていくわけです。
なんだか怖い話ですみません。
そもそもなんで戦いが始まってしまったのか。ここを分解していきたいと思います。
事の発端をもう1度考える
今回の管理会社と入居者様のトラブルのきっかけは「エアコンの故障」だったわけです。
であるならば、エアコンを修理すればそれで良かったはずです。
ここからが問題がある部分となります。
管理会社 → 対応がずさんですぐにエアコン修理がされなかった
まず、ここで何かヤバイ臭いがするなと感じ取ったわけですが、この後の1手が今回の僕が戦いを始めようと思った動機になります。それは、、
入居者への謝罪する為に管理会社へ同行をお願いしたところ、拒否された
修理業者がどうのこうの、入居者がどうのこうの、と言い訳ばかりなわけです。挙句、我々には非はないと。謝罪もオーナーが勝手にするわけなので、巻き込まないでくれと。
それともう1つ。
この真夏の時期にエアコンが故障して入居者様は困っていたわけです。
修理業者側にも多少の不手際はあったのですが、それ含めて管理会社が手配、やり取りしていたわけだから、誠実に対応しなければならなかったはずです。それを放棄してしまったこと、そして何を血迷ったか責任逃れの為に逃げようとしましたからね。これはもう開戦せざるを得なかったわけです。
人のせいにばかりして何も対応せず、入居者様のお怒りがさらにヒートアップ。どのみち、真夏のエアコン故障は命に関わる可能性もある為、オーナー負担でエアコンの交換をしました。これが今回の損害にあたると考えています。
戦う必要がなかったのに、、
管理会社の担当(実は仲の良い知り合いだったのですが)が、あまりにも軽率で甘い考え方をしていたので、僕もこれじゃいけないと真っ向から論破しにかかりました。相手は謎にヒートアップ。
らちがあかないと思い、僕は法的手段を選択したわけですが、本来こんなことする必要はないわけです。
「報告」と「謝罪」だけあればそれで良かったのに、入居者ファーストでいてほしかっただけなのに、それがうまく伝わらず、損害賠償請求する事態になってしまいました。
オーナーとしてももう少しできることもあったでしょうし、今回は勝ち戦にはなるのですが、勝ち戦だから戦って良いというわけでもなく、そもそも「戦わずして勝つ」もっと最善の方法があったはず。今回の経験は、かならず今後の糧となるように勉強していかなければなと思います。
なにはともあれ、このまま何もなく終わるわけにはいかないでしょう。素直で誠実な対応さえしておけば、僕も損害賠償請求なんてしなかったことは確かで。世の中のトラブルもこういう些細な事の発端から大きく傷口が広がっているのかもしれませんね。
さいごに
今回は僕の視点からの考え方をお話しさせて頂きました。
完全決着までもう少し時間かかると思いますが、また進展があり次第で共有させて頂きます。
それでは今回は以上となります。